コーヒーは糖尿病を予防する

ありふれた病気ですが、とても厄介な病気。糖尿病

コーヒーには糖尿病を予防する効果があると言う研究結果が発表され、話題になっています。

なぜコーヒーが糖尿病リスクを低下させるのか。いくつかの理由が考えられるとされています。順に見ていきましょう。

カフェインで代謝がアップする

カフェインで代謝がよくなることは、こちらに書きました。

カフェインのダイエット効果~コーヒーで痩せる理由2
カフェインが脂肪の分解を促進し、クロロゲン酸が脂肪酸をミトコンドリアに取り込みやすくすることで、コーヒーが脂肪燃焼を助ける原理についてここ↓でお話しました。 カフェインには、他にもダイエットの友と呼ぶにふさわしい効能があります...

JACCの研究によるとこの効果は、BMIが25以上の人、つまり肥満傾向の人ほど顕著だったとのことです。

参考:緑茶及びコーヒーの飲用と2型糖尿病リスクとの関連

クロロゲン酸の血糖値抑制効果

代謝率の向上は、コーヒーだけでなく緑茶でも同様の実験結果が得られることから、カフェインの作用とされていますが、カフェインレスのコーヒーにも糖尿病を予防する効果が認められています。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、糖質分解酵素を阻害したり、消化管が糖を吸収するのを抑えたりするだけでなく、血糖値の上昇を抑制するホルモンGLP-1 の生成を促進する働きもあり、糖質を摂取したときの血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。

クロロゲン酸の血糖値抑制作用

クロロゲン酸と血糖値については、肥満予防の視点から、こちらに詳しく書いておきました。

クロロゲン酸が血糖値の上昇を防ぐ~コーヒーで痩せる理由3
注目の成分クロロゲン酸には、脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みを促進する作用のほかに、血糖値の上昇を抑える効果もあります。 血糖値と肥満は、とても深く関わりあっているので、この血糖値抑制効果は、見逃せないものです。 血糖値の急上昇は...

また、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には、優れた抗酸化作用があり、これがインスリン抵抗性を改善させることも関わっていると考えられています。

GLP-1についてはこちらに

GLP-1メディカルダイエットで痩せたいと食べたいの悩みを終わりに
痩せるホルモンを使った新しいダイエット法GLP-1ダイエット。自然に食欲が抑えられて無理なく痩せられる方法です。痩せるホルモンGLP-1の働きとGLP-1を使ったダイエットの詳細を書いています。実際にGLP1で痩せた人の口コミも紹介。GLP

ニコチン酸が糖質の代謝を促進する

コーヒー豆のニコチン酸は、糖質や脂質をエネルギーに変えるのに不可欠なビタミンです。

ニコチン酸によって糖の代謝が促進されることも、コーヒーの糖尿病予防に一役買っています。

ニコチン酸には、中性脂肪を下げる効果もあります。

インスリン感受性を向上させるアディポネクチン

アディポネクチンは、長寿ホルモンとも呼ばれる善玉ホルモンです。

脂肪細胞で作られるこのアディポネクチンは、体内で多様な働きをしますが、そのひとつにインスリン感受性を高める作用があるとされています。簡単に言うとインスリンが良く効いて血糖値が上がりすぎるのを防いでくれるということです。

ほかに脂肪を燃焼させる効果もあり、糖尿病だけでなく、メタボリックシンドローム高血圧に代表される様々な生活習慣病の予防が期待されるとして、注目を集めています。

アディポネクチンを増やす方法としては、まず痩せることです。

内臓脂肪が減るとアディポネクチンは増え、内臓脂肪が増えると減少してしまいます。

痩せるホルモンですが、太っていると分泌されにくいのです。

参考:アディポネクチン|Wikipedia

運動でもアディポネクチンは増やせると言われています。

黒板に描いたコーヒー

コーヒーとアディポネクチンがどう関係するのかと言いますと…

ハーバード大学の研究では、肥満者に8週間コーヒーを飲んでもらったところ、コーヒーを飲まない人に比べてアディポネクチンの値が上昇するという結果が出ました。

また、日本女性の食品摂取状況を調べた研究で、アディポネクチンの血中濃度を上げる効果が認められたのはコーヒーだけでした。

健康を助けてくれるコーヒー

ここまで見てきたとおり、コーヒーの糖尿病予防効果には、コーヒーに含まれるカフェイン、クロロゲン酸、ニコチン酸、そしてコーヒーを飲むことで体内に増えるGLP-1やアディポネクチン…と、いくつもの要因があります。

でもコーヒーを飲めば飲むほど糖尿病から遠ざかることができるわけではありません。

心身への影響のあるものだからこそ適量を守ることが大切です。

特にカフェインは過剰に摂るとまずいです。

コーヒーを1日何杯飲むかは、カフェインの適量から決めるのがいいと思います。

カフェイン摂取量上限と門限~コーヒーは1日何杯夜何時まで飲んでいいのか
カフェインは、眠気を覚まして元気にしてくれるものとして知られていますが、最近は脂肪の燃焼を促進するダイエット効果も注目され、見直されているようです。 とは言っても… いくら摂取してもいいというわけでは、もちろんなく… 過剰摂取...

 

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