洗濯で美肌に? 天然成分100%のふわっしゅなら、あるいは…
ある日のこと。職場の男の人Tさんが、洗濯について熱く語り始めたのでした。
Tさんは、いつも顔に赤い色むらの出来ている人でした。
脂漏性皮膚炎かな?と思っていたのですが…
その日の肌は真っ白。
洗剤を変えたら顔が白くなった!とTさんはそう言うのです。
T氏の語った洗濯と肌荒れの関係とは
T氏の展開する論理はこうでした。
洗濯すれば洗剤がタオルにつく
↓
タオルで顔を拭くときに顔に洗剤の残りがつく
↓
洗剤が肌に有害なものなら、顔真っ赤
そんなんあるの?と疑問には思うのですが、目の前のTさんの肌は見違えるほどキレイ。説得力MAX!
徐々にキレイになったとかじゃないです。
数日で別人の肌になっていたのです。
濡れた状態の顔に直接触れるタオルは、意外に肌に影響する?
そう思ったものの、Tさんは元々トラブルがちな肌だったからかなと、忘れていました。
友人がうちのタオルを使わなかったわけ
そして先日のことです。
友達が家に遊びに来たときのことです。
彼女はうちのトイレを使った後、持参のハンカチで手を拭いていました。
「他人の家のタオルは気持ち悪いからかな」
と、ぼんやり考える私の心を読んだのでしょう。
友人は、
「私は洗剤に当たるから自分ちの布しかダメなの」
と、言います。
洗剤に当たるってアレルギー?
彼女の訴えは、「普通の洗剤で洗ったものを肌につけるとアトピーが悪化する」
それを聞いて、Tさんを思い出したのでした。
友人愛用の「ふわっしゅ」
友達の家では母子揃ってアトピーで、何かと気をつけることの多い生活をしていますが、意外に効果を感じるのが洗剤とのこと。
子供のシーツを洗う洗剤を変えたら、寝るときに全身を掻くのがおさまったと言うのです。
洗剤にはまるで無頓着な我が家でしたが、すすいでも布地に洗剤が残っているであろうことは想像がつきます。
Tさんのときはスルーしたけど、子供のいる今は、ちょっと気になる…
そこで友人の愛用しているという「ふわっしゅ」を注文してみました。
小さいやつね(笑)
口に入っても大丈夫な洗剤「ふわっしゅ」とは
試しに小さいサイズを買いました。
左のピンクが赤ちゃん用、右水色は大人用です。
「ふわっしゅ」は、厳密には洗剤ではありません。
洗剤というのは、化学物質の力で汚れを落とすものの名称です。
ふわっしゅは、天然の成分しか使っていないので洗剤ではないのです。
メーカーでは「衣類洗い」と呼んでいるようです。
ふわっしゅの成分
これだけです。大人用も子供用も一緒です。配分が違うだけ。
ミネラル水、ハーブエキス(青森ヒバエキス・オレンジエキス)、大豆レシチン、発酵物質
ふわっしゅは、口に入っても大丈夫な成分だけで出来ています。
赤ちゃんは、布を口に入れることがよくあります。
洗濯洗剤が残っていたら…。
天然成分だけで汚れを落とせるのはなぜ
汚れを落とすには、界面活性剤のパワーが必要です。
だから洗剤には界面活性剤が含まれているのですが、問題は、活性剤の原料です。
多くの洗剤に使用されているのは、石油です。
石油系界面活性剤。これが肌を荒らすことがあると、分かってはいても、「たいていのものに入っているし、仕方ないかな」と思いながら使っているのが実情じゃないでしょうか。
ふわっしゅは、石油を使わずに大豆レシチンの界面活性剤様作用で汚れを浮き上がらせます。
衣類から浮き上がった汚れをEM発酵物質で溶かして、ハーブエキスで消臭抗菌という仕組みです。
EM発酵物質は、酵母の発酵で生まれる菌です。
汚れを分解する力があるので、洗濯槽ごとキレイになるし、排水ホース排水口まで、いつでもスルッと清潔を保ってくれるのです。
この効果はとてもうれしいです。
ふわっしゅを実際に使ってみた体験を口コミ
ふわっしゅは、こんな色です。うすーくオレンジががった透明。
ふわっしゅの使い方
ふわっしゅは、特別な使い方をする必要はありません。
普通の洗剤と同じように洗濯機に入れるだけですが、最初にやることが、ひとつだけあります。
洗濯槽を洗うために、洗濯物を入れない状態で一度洗濯機を回すのが推奨されているので、ひとまず空の洗濯機を回してから、いよいよ洗濯です。
ふわっしゅの汚れ落ちは
心配だったのは、汚れがキチンと落ちるのかどうかということ。
でも、全然問題なしでした。
ジムのエアロビで着たTシャツや走ったソックスも洗いましたが、キレイなもんです。
初めのうちは、汚れ落ちをよくしようと30分のつけ置きをしていましたが、それも必要なさそうなので今はやめちゃいました。
そのままガラガラ洗うだけで充分みたいです。
オーガニックでちゃんと落ちるのかと心配する、これ自体が、化学物質信仰の一種なのかも。
古いタオルが生き返るふかふか効果
汚れ落ちよりも驚いたのは、洗濯物のふわふわ感です。
使い込んで痩せてきたタオルも、ふかふかが甦って柔らかくなっています。もちろん柔軟剤は使っていません。
柔軟剤こそ繊維に残って気持ち悪いです。
わざと洗濯物がバリバリになる洗剤を売って、一緒に柔軟剤も買わせる。
これが世に言う「往復ビンタ商法」というヤツです。
よい洗剤なら、それ1本で他はいらないのです。
ふわっしゅ洗いのタオル
上に書いた友達の家では母子のアトピーがふわっしゅでかなり治まるとの話もあり、アレルギー系の肌悩みのある人は、一度試してみるといいと思います。
もしかしたら意外な解決策になるかもしれないので。
布地に残っていたとしてもトラブルの原因になりにくい成分だけで出来た洗剤です。
実は、これで顔を洗うという実験をしてみようかと思ったのですが、なかなか泡立たなくて無理でした。
スキンケアに一役買う洗剤ですが、顔は洗えませんのでご注意下さい(笑)
※ふわっしゅは、医薬品ではなくアトピー等を治療するものでもありません。
ただ、アトピーが治まったという口コミがあるのも事実です。
ふわっしゅの長所と短所
一番のメリットは、天然成分100%で肌にやさしいことですが、それだけでなく
- EM発酵物質の作用で排水管もキレイになる
- 自然の力(EM発酵物質)は、排水後も河川の浄化に役立つ
- すすぎは1回でOKなので節水できる
というエコロジーな働きにも注目したいです。
日々、自然に洗濯しているだけで川や海を守る手伝いができるならうれしいです。
逆にデメリットはというと、やっぱり価格でしょうか。
ごく普通の化学洗剤と比べたらやはり高価です。
でも、石鹸洗剤やその他のオーガニック洗剤と比較するとコストパフォーマンスがいいのです。
ふわっしゅのメーカーのHPにある通り。
一度の使用量がとても少ないので、結局は安上がりになると言うわけです。
すすぎが1度で済むこと、柔軟剤がいらないことも洗濯コストを下げますし、ウールやシルクも洗濯できるので、クリーニング代がかなり浮きます。
「ふわっしゅ」と「大人のふわっしゅ」はどう違う
ふわっしゅには2種類あります。
ピンクの「ふわっしゅ」と青の「大人のふわっしゅ」
ピンクふわっしゅは赤ちゃん用、青大人のふわっシュは大人用となっていますが、使われている成分は同じです。
違うのはその割合です。抗菌成分の使用量が違うのです。
大人用のほうが抗菌力が高く作られています。
赤ちゃんのいる家ではどちらを使えば…
公式には、赤ちゃんと大人の洗濯物は分けて、それぞれのふわっしゅを使うようオススメされています。
…そうは言っても…
試しに洗ってみると大人服もピンクふわっしゅでキレイに汚れが落ちています。
お子さんがアトピーなどで試しにひとつだけ買ってみようとお考えの場合は、ピンクのふわっしゅ(赤ちゃん用)を注文するのがいいと思います。