BCAA比率と剤型で14社のBCAAを分類+1gコスト計算機
ランニングの筋肉分解問題をなんとかしたい!と、まず試したのがBCAA。
はじめで5g飲んで走った朝は「あさってまで走っていられそう」と感じたほどでした。
いえ。実際には翌々日まで走ってはいませんが。
そしてその日のデスクワークのはかどりようと言ったら!
愛しのBCAA。商品多すぎて選ぶの大変。
「走るなら黙ってエクステンド買っとけ」となるところなのですが…頭痛持ちの私はそうもいかないのです。
エクステンドに入っているシトルリンは血行を良くする効果があり、血行を良くする系のものは大体頭が痛くなります。
なので他をあたるしかなく。
BCAA比とコスト、他成分の配合の有無、カプセルかパウダーかが比較検討のポイントと思うので、人気のBCAAをまとめておきます。
そうは言っても…
頭痛のない人はもうエクステンドでいいと思います(笑)
エクステンドの人気はすごいです。走ってる友達みーんなエクステンド。味の違いとか語り合ってて、うらやましいです。
Contents
BCAA選びのポイント
カプセルか粉か
BCAAには2種類の剤型があります。
カプセルと粉です。
カプセルのものは、携帯がしやすく、少量の水で飲めるので冬場でも飲むのが楽、BCAAの苦味を気にする必要がないというメリットがありますが、量の微調整ができないところがデメリットです。
また、海外のカプセルはサイズが大きいものが多いので、飲み込むのが苦手な人だとちょっと苦労するかもしれません。
パウダー状のものは、総じてコスパが良く、必要に応じて量を調整できる、スポーツドリンクのように運動の最中に飲みやすいというメリットがある一方、今度は味が重要なファクターになります。
BCAA自体は苦く、おいしいものではありません。まずいの無理な人はおいしく味付けされたものを選んでください。
粉のBCAAは、水などに溶かして飲むことになりますが、やや溶けにくいので比較的多めの水が必要です。
真夏炎天下のスポーツならちょうどいいのですが、冬場になると、プロテインなどの他にBCAAも飲むとなると、飲むものが多くなりすぎてちょっときつくなります。
カプセルか粉かは、好みの分かれるところです。
BCAA比率
BCAAは、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類の必須アミノ酸です。
各社からBCAAサプリメントが出ていますが、一番目立った違いは、BCAA比率です。
「3つのアミノ酸をどの割合で含んでいるか」がBCAA比率です。
一般に理想的な比率は
ロイシン:イソロイシン:バリン=2:1:1
と言われています。
マッスルファームの8:1:1など、2:1:1から大きく離れたサプリメントもありますが、アミノ酸はバランスが重要であることを考えると、やっぱり2:1:1がいいんじゃないかと思います。
参考:必須アミノ酸BCAA基礎知識|大塚製薬
分岐鎖アミノ酸BCAAの機能性|大阪府栄養士会
ここでは、人気のありそうなBCAAのうち、BCAA比2:1:1のもの、あるいは2:1:1から大きく逸脱していない比率のものと、2:1:1のBCAAに他の成分を加えたものをリストアップしました。
BCAA以外の成分を配合しているかいないか
BCAAだけのサプリメントが多いですが、他の成分をブレンドした商品もあります。
一番よく見かけるのは、L-グルタミンを配合したものです。
L-グルタミン
L-グルタミンは非必須アミノ酸で人の体内に存在していますが、運動で大量に消費されます。
L-グルタミンの不足は筋肉分解を招き、免疫力まで低下させてしまいます。
ジム通いするとなぜか風邪をひきやすくなるのはこのためです。
参考:グルタミンは筋トレの味方!効果や摂取タイミングについて|glico
シトルリン
シトルリンを配合したもの…と言うかエクステンドなんですけどね(笑)
シトルリンは、よくランナー用サプリメントとして紹介されています。
血行を良くして毛細血管まで血液がめぐるようになり、全身に酸素が行きわたるので走るのが楽になります。
RUNNETの記事にも
ウルトラランナー岩本 能史氏 × RUNNETショップ店長ケンがシトルリンの効果を解説!RUNNET
BCAAのコスト
BCAAをまじめに飲もうとすると案外コストがかかります。
BCAAの1日摂取量は特に定められていませんが、体重を1万で割った量を基準に調整するのがいいと言われています。
体重を1万で割るってつまり
50kgの人なら5g、75kgの人なら7.5g
ってことです。
体感的には、それより少なくても効果を感じていますが、(私は48㎏ですが、3gくらいでも効いていると感じます)ある程度の量を摂らないとあまり効果がないようです。
摂取後の血中BCAA濃度は、30分後にピークを示しました。また、2,000mg以上摂取すると摂取2時間後においても摂取前値に比べ高値を維持していました。しかし、1,000mg以下の摂取では1時間後には摂取前のレベルと同じ濃度になり、変化を認めませんでした。
少なくとも1日2gくらいは摂らないと、思うような効果が得られず、かえってもったいないことになってしまいそうです。
1日の運動量に合わせて調整するのがいいと思いますが、きつめの筋トレをした日や長く走った日、長く走るつもりの日は、たくさん飲むことになります。
BCAA選びにはコストも重要なファクターです。
BCAA選択の参考に
上記の3点をふまえて、人気のありそうなBCAAサプリメントを分類してみました。
各商品の価格を書こうかと思ったのですが、アマゾンもiHerbもしょっちゅう値段が変わるので、とてもチェック修正をしきれそうにありません。
商品リンクを載せたので、販売サイトへ飛んで価格を確認してください。
BCAAのコストとは、メーカーの指定している1回量あたりのコストではなく、BCAA1gあたりいくらかで算出するのがより妥当と思います。
(メーカーの言うBCAA1回量は2g~7gくらいまでの幅があるので)
以下の表に書いた「商品全体の総BCAA量(g)」というのは、一瓶、一袋全体で何gのBCAAが入っているかという意味です。
なので、リンク先で値段が分かったらその価格を「商品全体の総BCAA量(g)」で割れば1gあたりのコストが出せます。
計算機も置いておくのでお役立てください。
パウダーものの味は、買った人の口コミを読んでみてください。
まずいのに当たったら、それはそれで面白いと思うくらいのノリで行くのがいいと思います(笑)
BCAA比率2:1:1でBCAAのみのもの
カプセルのBCAA
A.商品全体の
総BCAA量 |
味 | (口コミ) | |
オプティマムニュートリション60 | 30g | ||
オプティマムニュートリション200 | 100g | ||
オプティマムニュートリション400 | 200g | ||
EVLニュートリション240 | 150g | ||
CGNカプセル | 30g | ||
ユニバーサルニュートリション | 50g |
粉のBCAA
A.商品全体の
総BCAA量 |
味(口コミ) | |
オプティマムニュートリション | 300g | |
EVLニュートリション | 300g | |
CGNパウダー | 450g | |
All MAX | 400g | |
ドクターズベスト | 300g | |
RSPニュートリション | 150g | |
ビーレジェンド500g | 415g | |
ビーレジェンド1kg | 833g | |
DNS | 180g | |
バルクスポーツ200g | 200g | |
バルクスポーツ500g | 500g | |
バルクスポーツ1kg | 1000g | |
マイプロテイン250g | 250g | |
マイプロテイン500g | 500g | |
マイプロテイン1kg | 1000g |
BCAA比率2:1:1+L-グルタミンのもの
A.商品全体の
総BCAA量 |
味 (口コミ) |
|
ジャロウフォーミュラ カプセル | 36g | |
L-グルタミン0.5g/1回含有。L-グルタミン全体量30g |
下の計算機で算出するコストは、あくまでBCAA1gあたりの値段です。
L-グルタミンの値段も乗った数字が出ることになります。
実際にはL-グルタミンが入っている分、多少コスト安になるはずですのでご了承を。
BCAA比率5:2:3+L-グルタミンのもの
MRM+Gは、BCAA比が5:2:3で、イソロイシンがバリンよりも少ない組成になっています。
なぜこの比率なのか謎ですが、人気の商品に表示されるので載せておきます。
A.商品全体の
総BCAA量 |
味 | (口コミ) | |
MRM + G1000 パウダー | 770g | ||
L-グルタミン1g/1回含有。L-グルタミン全体量154g。アマゾンには2個セットあり |
下の計算機で算出するコストは、あくまでBCAA1gあたりの値段です。
L-グルタミンの値段も乗った数字が出ることになります。
実際にはL-グルタミンが入っている分、多少コスト安になるはずですのでご了承を。
BCAA比率2:1:1 + L-グルタミン + シトルリンのもの
言わずと知れたエクステンドです。
エクステンドの人気は、BCAAにL-グルタミンとシトルリンをブレンドしていること、電解質も摂れるので汗をかく運動中に最適なこと、そしておいしさです。
A.商品全体の
総BCAA量 |
味 | (口コミ) | |
エクステンド(小)パウダー |
210g
|
||
L-グルタミン2.5g、シトルリン1g、VB6/1回、ナトリウム、カリウム、電解質含有 総量はL-グルタミン75g、シトルリン30g |
|||
エクステンド(大)パウダー |
630g
|
||
L-グルタミン2.5g、シトルリン1g、VB6/1回、ナトリウム、カリウム、電解質含有 総量はL-グルタミン225g、シトルリン90g |
下の計算機で算出するコストは、あくまでBCAA1gあたりの値段です。
L-グルタミン、シトルリンなどの値段も乗った数字が出ることになります。
実際にはL-グルタミン、シトルリンなどが入っている分、多少コスト安になるはずです。
というより、エクステンドはコスパのいい部類のBCAAです。