洗濯しても残る汗のニオイは過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で解決

夏の洗濯物。

汗びっしょりになったTシャツなど、洗っても汗臭さが抜けていないことってありますよね。

あれ?と思ってもう一度洗濯機で洗い直してもまだなんとなくニオイが残っていたりして、そうなると何度洗ってもずーっと汗くさいままになっちゃったりだとか。

なんで?と思うのですが、早い話が洗い切れていないのですよね。

洗濯機や洗剤は、なにも「完全にクリーンにしてあげますよ」と約束してくれる商品ではないと…

でも解決策は簡単なので大丈夫です。

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ニオイは結局のところ雑菌

汗の染み込んだ服のニオイは、マイクロコッカス菌なる奴のせいだそうです。

花王の研究発表が出ています。
汗をかいた後に衣類から発生するニオイ成分とその原因菌を解明

成人男性の汗を吸収した衣類から検出された細菌のうち、悪臭を出していたのはマイクロコッカス属最近だったと。

なるほど。

結局、臭いの元って菌なんですよね。

マイクロコッカス菌を殺菌すれば、この汗臭は解決するわけね。

菌の種類を特定してくれた花王さんですが、それならばと「アタックNeo抗菌EX」で洗濯しても汗臭さは抜けませんでした。

あくまで我が家限定の体験談ですが、「抗菌」だからね…

「抗菌」の洗剤で洗濯物のニオイが消えない理由

抗菌、除菌、滅菌、殺菌、消毒。それぞれ意味が違います。

「抗菌」は、細菌を殺したり減らしたりする能力はなく、細菌の増殖を抑制することを意味します。経済産業省の定義では、対象は細菌のみとされています。

「殺菌」は、細菌やウイルスなどの微生物を死滅させることを意味します。
死滅させる対象や程度については定義されていません。

「滅菌」は、すべての微生物を完全に死滅させることを意味し、前述の「殺菌」より、“すべて”
のと“完全”にというところで徹底した厳しい対応になります。

「除菌」は、ある物質または限られた空間から増殖可能な菌を除去することを意味します。
対象となる範囲を限定することと、必ずしも微生物を殺すとは限らないことがポイントです。

「消毒」は、生体やモノに付着している病原性のある微生物を、害のない程度まで死滅させる、
または除去するなどして、感染力を失わせ毒性を無力化することを意味します。

「消毒」「殺菌」「滅菌」「除菌」「抗菌」電通セントラル(株)

このうち「殺菌」「消毒」は、医薬品、医薬部外品にしか使えない言葉なので、たとえ製品に殺菌する能力があっても洗剤には使用できません。

なので洗濯洗剤では「除菌」とまでしか言えないのですが、「抗菌」は、菌を減らすのではなく、これ以上増えないようにする力があると意味している言葉です。

抗菌は、かなり弱いものと思っていいでしょう。

Tシャツに住み着いてしまったマイクロコッカス菌を殺して悪臭を消すには、抗菌ではパワー不足です。

洗濯洗剤で落としきれない雑菌には漂白剤の出番ですが…

どうやら洗剤ではダメっぽいしつこい汗のニオイ。

ならば漂白剤です。

漂白剤には除菌効果があるので、汗臭も消せます。

でも!

塩素系漂白剤では、衣類の色が抜けてしまいます。

酸素系漂白剤を使って下さい。

主な漂白剤には塩素系と酸素系があります。

塩素系は、漂白力が強いという長所がありますが、色素まで抜いてしまうので衣類には向いていません。キッチン用品や食器によく用いられます。

酸素系漂白剤は、塩素系に比べて漂白力は落ちますが、染料の色は抜かずに汚れだけを落とすことができるので、色柄ものにも使えます。

夏の服に染み込んだ汗のにおいは、酸素系漂白剤を使用すればきれいにとれます。

酸素系漂白剤≠過炭酸ナトリウム

シャボン玉過炭酸ナトリウム_パッケージ

酸素系漂白剤というのは、ほぼ過炭酸ナトリウムです。

「ほぼ」とつけている意味は、一部の製品には過炭酸ナトリウムの他に炭酸塩や界面活性剤などが入っているから。

余談ですが…

話題のオキシクリーンは、

オキシクリーン日本製=過炭酸ナトリウム+炭酸塩

オキシクリーン米国製=過炭酸ナトリウム+炭酸塩+界面活性剤+蛍光増白剤

で、基本的に過炭酸ナトリウムで洗うものと言って差し支えないと思いますが、100%過炭酸ナトリウムではありません。

その過炭酸ナトリウムですが…

炭酸ナトリウムと過酸化水素がの付加化合物で白い粉状のものです。

↓こういうパウダーです。

シャボン玉過炭酸ナトリウム_パウダー

過炭酸ナトリウムと過炭酸ソーダは同じもので、酸素系漂白剤は、必ずしも過炭酸ナトリウム100%ではありませんが、たいがいはそうなので、一般的には

酸素系漂白剤≠過炭酸ナトリウム=過炭酸ソーダ

と考えていいです。


※「セスキ」と呼ばれているものは、セスキ炭酸ナトリウムのこと。
炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの化合物で、過炭酸ナトリウムとは別物です。

過炭酸ナトリウムの使い方

バケツなどで過炭酸ナトリウムを40度(できれば50度)のお湯に溶かして洗濯物を20分以上つけ置きしてから洗濯機で洗う。使用量は水10リットルに対して10g…と、原則的にはこうなのでしょうけれども…

うちでは、はじめから洗濯機でつけこんじゃってます。

と言うより完全に洗濯洗剤の代わりにしていて、今は普段の洗濯には洗剤を使っていません。

手順は

洗濯機にお湯を入れて過炭酸ナトリウムを30gくらい(水10リットルに10gです。洗濯物の量、水量によって適当に調節してください)入れて、ちょっと洗濯機を回して粉を溶かします。

そこへ洗濯物をぶち込んだら20分以上放置

普通に洗濯機運転

これだけです。

過炭酸ナトリウムには界面活性剤が入っていないので、汚れ落ちは悪くなると言われていて、確かにそうだろうなーと思うのですが、実際に洗濯してみると、汚れが落ちていないと感じることはないので、まあいいかなと。

「殺菌」という点にフォーカスすれば、洗濯洗剤での洗濯よりも清潔になっています。

ソックスなどが泥で汚れちゃったりしたときには、石けんの出番だろうと思いますが、通常の洗濯なら過炭酸ナトリウムだけで平気です。

過炭酸ナトリウムにしてから汗臭が残ったことは一度もありません

悩んでいた洗濯物の汗のニオイ問題は、完全に解決しました。

簡単すぎて笑っちゃうくらいな上に、洗剤を使わなくなって経済的にもおいしい!そして我が家から河川に流す界面活性剤の量も減らせました。

洗剤と半々に使うなどの方法もあるので、ぜひ過炭酸ナトリウムを洗濯に使うことを検討してみて下さい。

安いものですし、排水パイプの詰まり防止にも使えるので(ひどい詰まりを直すのは無理です。髪を溶かすのも無理)、無駄になる心配はありません。

過炭酸ナトリウムで洗濯するときの注意点

ウールやシルクには使えません

過炭酸ナトリウム溶液はアルカリ性です。

タンパク質はアルカリに弱いので、ウールやシルクは洗わないでください。

…言われなくても毛や絹を洗濯機で洗わないよって話もありますが(笑)

ウールやシルクを水洗いしたいときは「ふわっしゅ」を使って下さい。

ふわっしゅで手洗いすれば大丈夫です。

最初に洗濯槽を洗っておかないとひどいことに

過炭酸ナトリウムは、洗濯洗剤や漂白剤としてよりも、洗濯機の掃除に使う方法で良く知られているかもしれません。

洗濯機用洗剤として過炭酸ナトリウムを使うと、ぞっとするくらい水アカやカビが出てきます。

なので、洗濯に使う前に一度洗濯槽洗いをしておかないと、あの汚い「何か」が洗濯物に付着しちゃいます。

まず最初に洗濯槽クリーニングを。

方法は、市販の洗濯機クリーナーと一緒です。ただし40度のお湯を使って下さい。

高水位まで40度のお湯を入れたら過炭酸ナトリウムを多めにざばーっと。

少しだけ洗濯機を回して過炭酸ナトリウムの粉が溶けたら一時停止にして放置(一晩おくのが理想)。

その後、普段の洗濯と同じように洗濯機を運転させればOKですが、洗濯槽の汚れがひどいと、次の洗濯でもまだカビっぽいものが出てくるかもしれません。

その時は、再度水だけで運転です。過炭酸ナトリウムの威力に感嘆しつつ汚れが出てこなくなるまで繰り返しましょう。

こんなパワーのある過炭酸ナトリウムなので、これを使って洗濯していると洗濯槽にカビがつきにくくなるというメリットもあります。

 

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