その他コーヒー 健康

コーヒーは癌を予防する(3) 大腸がん咽頭がん編

2017/09/27

コーヒーは大腸がんリスクを下げる

日本では、男女共に大腸がんが増えています。

日本人には胃がんが多く、欧米人には大腸がんが多いと言われてきましたが、食が欧米化したことに伴い、がんの発生しやすい部位にも変化が見られます。

コーヒーは大腸がんにも予防効果があるとされる研究結果が出ています。

2007年に発表された日本人男女約9万6千人を対象とした追跡調査の結果、男性の場合、大腸がんとコーヒーの間に相関関係は見られず、女性における結腸の浸潤がんについては、コーヒーをたくさん飲む人ほどリスクが低くなる傾向が見られました。

※浸潤がん=がんが、腸粘膜を超えて広がった状態のがんのことです。粘膜内に留まっているケースは、粘膜内がんと呼ばれます。

論文 Coffee consumption and risk of colorectal cancer in a population-based prospective cohort of Japanese men and women

その後2012年にアメリカ衛生研究所により行われた調査では、コーヒーの摂取量が多いグループは、大腸がんリスクが15%、結腸がんリスクが21%低下するという結果でした。

この調査は、対象者45万人を10年間追跡したもので、部位別では、結腸がんのリスク低下が目立ち、男女共にリスクが低下しています。

また、紅茶と大腸がんには相関関係が認められませんでした。
大腸がんの予防は、カフェイン以外の成分の効能である可能性が高いです。

論文 Coffee consumption and risk of colorectal cancer: a meta-analysis of observational studies

大腸がんには、高インスリン血症や糖尿病が関係していると見られています。
コーヒーの血糖値抑制効果が、大腸がんの予防にも繋がっているのかもしれません。

参考 クロロゲン酸が血糖値の上昇を防ぐ~コーヒーで痩せる理由3

スポンサーリンク

コーヒーは咽頭・口腔がんのリスクを低減する

アメリカがん協会の研究チームが1982年から2008年にかけて97万人を対象に実施した調査によると、コーヒーを一日4杯以上飲む人の咽頭・口腔がん罹患リスクは、まったく飲まない人の49%だとのことです。

咽頭・口腔がんによる死亡リスクの比較においても、コーヒーを飲む量が多くなるにつれリスクが低下しています。

コーヒーと咽頭口腔がん死亡リスク

咽頭がんリスクの低下は、カフェイン抜きのコーヒーにも見られましたが、その傾向はカフェイン入りのコーヒーのそれよりも弱かったことから、咽頭がんの予防には、カフェインだけでなくカフェイン以外のなんらかの成分も関わっているものと考えられます。

論文 Coffee, Tea, and Fatal Oral/Pharyngeal Cancer in a Large Prospective US Cohort から作表

日本の研究でも、コーヒーを一日に1杯以上飲む習慣のある人の咽頭がん、食道がん、口腔がんにかかる確率は低いという結果が出ています。

咽頭がんも、近年増加傾向にあるがんです。
忌野清志郎氏も咽頭がんでした。あの声をもう一度聴きたいと思う人が大勢いることでしょう。

日米どちらの研究においても、喫煙飲酒をする人であってもコーヒーによってリスクが低下していますが、タバコやお酒が咽頭がんの大きな原因であることに変わりはありません。
ここで言うのも変ですが、コーヒーを飲むより煙草やお酒を減らすほうが有効と存じますです。はい。

保存

保存

保存

保存

保存

スポンサーリンク

-その他コーヒー, 健康