トクホの難消化性デキストリンコーヒーは家で簡単に自作できますので
トクホのコーヒーの中でも、難消化性デキストリンを使ったコーヒーの話です。
トクホのコーヒーには他に、脂肪燃焼や血糖値の安定に効果があるとされるクロロゲン酸を強化したものや、コーヒー豆マンノオリゴ糖を配合して脂肪の吸収を抑えると謳ったものなどがありますが、やはり目立つのは難消化性デキストリン配合のものでしょう。
Contents
家で粉を溶かすだけで64%OFFのトクホのコーヒー
この難消化性デキストリンコーヒーですが、トクホ飲料としてたくさんの銘柄が売られています。
難消化性デキストリンは、血糖値を抑える効果から、トクホの認可が下りやすく、トクホならば普通のコーヒーよりも高価な値がつけられます。
メーカーの打ち出の小づちとさえ言われる難消化性デキストリンコーヒーです。
でも実は難消化性デキストリンのパウダーは安く市販されています。
この粉を買ってコーヒーに溶かすだけでトクホの難デキコーヒーと全く同じものが作れます。
コストにして64%安くなります。(計算は2.1 某社難消化性デキストリンコーヒーとコストを比較に)
難消化性デキストリンが血糖値を安定させる理由と摂取タイミングのコツは記事の下のほうに
3 難消化性デキストリンとは
4 難消化性デキストリンは摂取タイミングが重要
誰でも簡単に買える難消化性デキストリンパウダー
難消化性デキストリンは、粉の状態の商品が小売されています。
すぐ買えます。アマゾンでも。
粉で買って飲み物に溶かせば、トクホのコーヒーよりずっと安上がりです。
上のニチエーだと、500gで900円です(2018年12月の価格)
1g=1.8円ですね。
某社難消化性デキストリンコーヒーとコストを比較
A社の難消化性デキストリンコーヒーですと、1杯あたり6.7gの難消化性デキストリンが含まれているとのこと。
1箱60包が4,698円なので、1杯あたりのコストは、78.3333円です。
このコストにするには、定期購入にする必要があり、都度買いだと1杯104.4円です。
本来104.4円で比べるべきと思いますが…
トクホの難デキコーヒーは、とにかく高いので、コスト比較において多少下駄履かせてやる意味で定期購入価格(安いほう)で比較してあげることにします。
そんな気を使う必要があるのか謎ですが、あまりに高いので(笑)
78.3333円 これも小数点以下切り捨てちゃいます。
トクホの難消化性デキストリンコーヒーA社のものは1杯に6.7gの難消化性デキストリンが入って1杯あたり78円です。
粉で買った場合の6.7g分のコストは、
500gが900円なので、1gあたり1.8円ですね。
1.8円×6.7g=12.06円
ここにコーヒー自体のコストがプラスされます。
比較先某社の難消化性デキストリンコーヒーはインスタントコーヒーなので、こちらもインスタントに溶かすものとして…
たとえば、これを使ったとしましょう。
最もよく知られたインスタントコーヒーでアマゾンチョイスにも選ばれているコーヒーです。
Amazonでは1瓶120gが907円で売られています(2018年7月18日の価格です)
インスタントコーヒー協会によると、1杯に2g溶かせとあるので、
1杯あたりのコーヒーコストは、
コーヒー1瓶価格907円で120g入りなので、2g分だと15.12円
ここに難消化性デキストリンパウダーの1回分12.06円を足すと、
27.18円
と、こうなりました。
面倒なので28円としましょう。
A社トクホの難消化性デキストリンコーヒー1杯あたりコスト 78円
難消化性デキストリンを粉で買ってコーヒーに溶かしたときの1杯あたりコスト 28円
64%安くなる計算です。
※トクホのほうを定期購入でなく都度買いとして計算すると、さらに差が開きます。
つまり、A社トクホの難消化性デキストリンコーヒーに有利な設定で比較した結果がこれってことです。
難消化性デキストリンパウダーの使い方
こんな感じにスプーン付属で送られてくるので
コーヒーに溶かすだけ!
コーヒーでなく、紅茶でも日本茶でも難消化性デキストリンの効果は変わらないので、好きな飲み物にどうぞ。
パスタにかけても、スープに混ぜてもOK。
パンにバターを塗るときに上からササっと振りかければバターに溶けてくれます。
コーヒー以外にも使える点も、粉で買ったほうがいい理由の一つですね。
ただ、冷たいものには溶けにくいです。
トクホのコーラを自作するのは、ちょっと難しそう…
カスタマーレビューを見たところニチエーは、溶けやすい部類のようです。それでも水だとちょっと溶けにくいです。
※食物繊維なので、一度にたくさん摂りすぎるとお腹を壊すかもしれません。
最初は少量から、少しずつ増やしていくようにしてください。
さらにコストダウンするなら2kg買いもできます。
難消化性デキストリンとは
難消化性デキストリンは、でんぷんを加工したもので、食物繊維の一種です。
ダイエット効果に期待して飲む人が多いと思いますが、これさえ飲めば何を食べても大丈夫ということでは、もちろんありません。
いつ飲んでも同じというわけでもありません。
難デキになぜダイエット効果があるといわれるのか。
それは、血糖値の急上昇を防いでくれるというデータがあるからです。
血糖値→痩せる?
順を追って説明します。
難消化性デキストリンが血糖値の上昇幅を縮小
難消化性デキストリンは、胃の中で粘液状になり、胃に入ってくる食物の胃から腸への移行を緩やかにしてくれます。
結果、食物中の糖(グルコース)の吸収もスローになるので、糖の血中への移行もゆっくりになり、血糖値が急激に上がるのを防止できるのです。
血糖値の急上昇がよくないわけ
血糖値の急上昇(スパイク)は、糖尿病でない人も出来るだけ避けたほうがいい現象です。
余った糖は脂肪に
血中の糖が急に増えると、糖をエネルギーに転換しようとインスリンも大量に出動します。
ですが、糖やインスリン量が高いからと言って人が消費するエネルギー量も上がるわけではないですよね?
消費エネルギーは、活動量によります。
そうすると、張り切って出てきたインスリンは血管内で立ち場のない状態になります。
「こんなに大勢いてもしょうがないよね」
「でもこの糖どうする?」
みたいな感じに。
そこで人体は、動物にとって最も恐ろしい(はずだった)飢餓に備える機能を発動します。
インスリンは「こんな時はいずれ来る飢饉のために備蓄だ!」となり、余った糖をどんどん脂肪に変えてしまいます。
血糖値を急上昇させると太りやすくなるのです。
食後の血糖値を低く保てれば、その分脂肪を貯めにくくできます。
急上昇した血糖値は急降下する
また急激に上がった血糖値は、下がる時も急激です。
ヒトは、血糖値が下がるときに空腹を感じるので、食べた直後でもお腹が空いているような気がしてしまいます。
食後すぐにデザートが食べたくなるのはこのためで、これも血糖値スパイクが肥満の原因になりえる一側面です。
難消化性デキストリンのダイエット効果
書いてきたとおり、難消化性デキストリンがダイエットに有効とされるのは、血糖値の急上昇を抑えてくれるからです。
ということは…
難消化性デキストリンは摂取タイミングが重要
ってことです。
パワーを発揮するのは、血糖値が上がることをする前に胃に入れておいた場合です。
つまり食前ですが、その食事が肉だけとか、野菜だけ、野菜と魚だけであれば難デキはあまり必要ないです。
血糖値をスコーンと上げるのは、糖質です。
言い換えると、難消化性デキストリンの効果が活きるのは、糖質(≠炭水化物)を食べる時です。
糖質、ご飯やパンなどなどですが、毎日の食事の中ではどうしても、パスタやパン、おにぎりなど、いきなり炭水化物がお腹に入ってしまうメニューを選ぶこともあるかと思います。
そんな時に食前に難デキを摂っておくと、血糖値の上昇が緩やかになるということです。
トクホの難デキコーヒーは、ちゃんと根拠のあるものです。
ここ言っているのは、「だからって粉溶かしただけで高すぎるだろ!なら家で作るよ」ってことです。