マグネシウムを経皮吸収させる作戦、経皮マグネシウム療法が、個人的にブームです。
不足すると脚がつりやすくなったり、糖尿病や心疾患、精神疾患が起こりやすくなったりと、アチコチがえらいことになるマグネシウムですが、経口摂取では吸収率が悪いのです。
私は走るのが好きなのですが、運動によってもマグネシウムは消費されるので、なんらかの方法で補給する必要があり、マグネシウムを皮膚から吸収するというマグネシウムオイルのスプレーを試してみたのがきっかけでした。
脚に擦り込んで使ってみた記録はこちらに
マグネシウムは、肩こりや頭痛・偏頭痛にいいそうです。
先日、台風が近づいてきたときに久しぶりに頭痛が起きたので、ちょうどいいやと思って塗るマグネシウムを肩に使ってみる実験をしてみました。
そのレポートです。
Contents
マグネシウムは偏頭痛にも筋緊張性頭痛にも
マグネシウムが不足するとミトコンドリアの働きが悪くなり、これが偏頭痛を引き起こします。
頭痛の原因は様々あり、マグネシウムがどの人にも同じように効果を発揮するとは限らないのですが、悩んでいる人は一度マグネシウム不足を疑ってみるといいと思います。
マグネシウムには筋肉の緊張をほぐす働きもあるので、偏頭痛にも筋緊張性頭痛にも使えるのがいいですね。
私の頭痛は肩こりと一緒にやって来る
私はかつて偏頭痛と診断され月1で頭痛外来に通う頭痛持ちでした。
かつて…?
でした…?
はい。
以前は毎日のように頭が痛かったのですが、今はかなり改善したので「通ってる」ってほどでもないのです。
なぜ改善したのか。
これはマグネシウムとは別の話です。
こちらに書いたので、頭痛で困っている人は是非読んでみてください。
で、ですね。
今も時々痛むわけですが、私の場合、頭痛と肩こりはセットで起こります。
どちらが先に起きているのか、自分でも分かりません。
大体、目の奥も痛くなります。目が凝ってる感じです。
そして先日、台風が近づいているときに来ましたですよ。あの頭痛が。
頭痛にマグネシウムオイルを使ってみました
来やがったな…と。
症状が始まったら、処方薬を飲んでさっさと痛みを消すのがいつもの戦法なのですが、マグネシウムオイルが効くかもしれないと思って試しました。
どこにスプレーするのがいいか、頭がいいのか肩がいいのか、ちょっと考えましたが…まず
思い切って顔面にマグネシウムオイルをスプレーしてみました
化粧品ではないものを顔につけるのは、なぜかためらいを感じますが、マグネシウムオイルを脚に使ったときの感じから、かぶれたり吹き出物ができたりはしないだろうと思って「頭が痛いんだからおでこに塗ったらいいんじゃない?」と、額に行きました。
額に2プッシュして、おでこの真ん中からこめかみ方向へ、気持ちいいと感じる力でマッサージする要領で擦り込みます。
マグネシウムが不足していると、肌につけたときにピリピリする感じがするのですが、この時は感じませんでした。
そのまま1時間くらい様子を見ましたが…特に変化がありません。
偏頭痛にはダメなのかな?
続いて痛むほうの肩に擦り込んでみると…
頭痛は、あまり酷くなるまで放っておくと薬も効かなくなってしまうので、ここで次の一手を打つことに。
次の一手と大げさに言ってますが、今度は肩に塗るってだけなんですけどね(笑)
この日は左が痛かったので、左の肩に2プッシュして、こちらもマッサージ風に擦り込みました。
するとどうでしょう!
頭と目の奥と肩の痛みがキレイに消失しました。
まじ?
すごいよマグネシウムオイル。
びっくりして改めてスプレーのボトルを見たりだとか(笑)
頭痛の時も肩に塗るのがいいです
以来、少しでも怪しい気配を感じたら、即座にマグネシウムオイルを使うのが習慣になりました。
怪しい気配というのは、頭痛の気配のことです。
身体のサイクルや天候によって「来そう?」と思ったら、何より先にまずマグネシウムオイル。
軽めの肩こりや頭痛に対しては、マグネシウムオイルは即効です。
どれくらい即効かと言うと
肩に塗って、手に付いたオイルを洗いに洗面所へ→部屋に戻って服を着る頃には、もう痛みが消えているくらい。
モルヒネ並みのスピードなのに麻酔でも鎮痛剤でもありません。すごいです。
マグネシウムオイルの使用量
予防なら1プッシュを両肩に(片方の肩に0.5プッシュ分という意味)
痛みはじめなら、2プッシュを痛む方の肩に
手ごわい頭痛・肩こりまで発展している時は、両肩に2プッシュずつ、合計4プッシュ使うのがいいと思います。(痛くないほうにも同じようにつける)
※頭痛と肩こりがセットでやってくる私の場合の使い方です。肩こりなしで頭痛が単独で起きる人の場合は、ちょっと違うかもしれません。
対頭痛兵器として常備するべきマグネシウムオイル
前述の通り、寝る時間と起きる時間を固定することで、頭痛は激減していた私です。
また、一年中頭が痛かった頃に比べると、発現した時の頭痛の重症度もマシになっているようではあり、そうした中でのマグネシウムオイル使用体験記であることも付け加えておきます。
でも
マグネシウムは、本当によく効くなと実感しています。
過去には偏頭痛対策として色々やりましたですよ、ええ。
最初は、肩が凝ってるから痛いんだと思い込んで、ストレッチしたり運動したり肩こりにいいというビタミンを飲んだり。
効かないので次に鎮痛剤を常用するようになり、それも効かなくなってようやくクリニックを受診。
トリプタン製剤と漢方薬、予防薬を出してもらって、これはどれも効いたのですが、やっぱり少しずつ効きが悪くなるような…
冷やすといいんじゃない?と思って、こめかみにタイガーバームを塗っていたことも。
これも効果がありました。
でも、なんせ毎日のように痛いので、毎日のように塗っていたらカブれはじめて断念。
ハッカ油がいいと聞いて何度か肩や首筋にスプレーしてみましたが、(そしてこれもかなり良いですが)、やはりカブれやすいらしいので、あまり頻繁に使うのはちょっと…
ブルーライトカットのメガネにも当然手を出しました。
これもソコソコいい感じですが、いつでも効くとは限らず…
そこで、上で紹介した記事の通り、寝る時間起きる時間を固定して劇的改善。
時々発現する頭痛に処方薬以外のの対処法があったらいいなと思っていたところでマグネシウムとの出会い。
—これが私の頭痛歴です。
頭痛持ちの方は、こんな写真見ても全然びっくりしませんよね。
一通り試していることが多いと思います。
そして頭痛対策として、まずやること、それで直らなかったら追加する対策、それでもダメだったら追加する対策、どうしてもダメだったら最後は…と、何種類かの頭痛ウェポンがあって、最終兵器まで進んでもダメな時は我慢するしかなく、内心半泣き。。。
こんな感じなのではないですか?
だからひとつでもたくさんの対応策を持っていたいところと思います。
マグネシウムオイルは、このステップの中に加える価値大アリです。
どなたにも必ず効果があるとは、もちろん言えません。
でも元々日本の土壌にはマグネシウムが少なく、私たち日本人はマグネシウムが不足しがちでもあります。
マグネシウムスプレーは、その時に起きている頭痛を治しながら、マグネシウムを体に補給していることになり、結果として頭痛の予防としても働いてくれるものです。
対症療法であり、かつ予防法でもある。
とても心強いアイテム。
経皮吸収させる方法なので、頭痛がひどくて吐き気がする時でも使えますし、元々胃が弱い人でも大丈夫です。
試してみて損はないはず!自信を持ってそう言えます。
マグネシウムオイルを使うときの注意
注意というのは、このベタ付きです。
とても優秀なマグネシウムオイルが、一世を風靡するほどのブレイクをしないのは、ベタベタ問題のせいかな?とも思います。
擦り込んでも肌表面がサラサラになるわけではなく、しばらくの間はかなりベタ付きます。
マグネシウムオイルという名がついているのは、ベタ付く感触のためで、スプレーに油分はまったく含まれていません。
ベタつくのは、マグネシウム自体です。
スプレーになっている塩化マグネシウムは水溶性なので、水で洗える服なら付いても問題ないのですが、洗えないものに付着するとちょっと面倒だと思います。
職場などで痛みを感じ始めて使いたいと思った場合も、服装によっては難しいでしょう。
ただ、マグネシウムオイルは外用薬と言うよりもサプリメントとしてマグネシウムを補うものなので必ずしも痛みのある部位に使わなくてはならないわけでもないです。
(塗った箇所から効き始めるようなので、痛むところに使うのがベターではありますが)
女の人なら胸の谷間がおすすめです。服に触れにくい場所なので。
絶対に服に付いたらいやな時は、胸の下側、ブラで覆われる箇所につけるといいです。
ある程度布地にマグネシウム成分を持っていかれちゃいますが。
日中には使いにくい場合も、夜寝る前にどこかに塗るのを習慣にすることで頭痛が起きるのを予防できます。
寝る前に使うと睡眠の質が上がるという効果も期待できます。
実は、私がマグネシウムオイルについて知ったのは睡眠関連の本でした。
この本です。
マグネシウムオイルスプレーはAmazonで買えます
私が使っているのはこれです。
使っている感じだと、スプレー1本で1年は余裕で持ちそうです。
頭痛外来の診察+薬代よりずっとずっと安いはずです。片頭痛の薬は高いので…
使い方は、スプレーして擦り込むだけですが、スプレーボトルの裏にある説明書きも英語なので、日本語訳をこちらに書いておきました。
必要に応じて読んでみてください。
3 ライフ・フロー ピュアマグネシウムオイルスプレーの使い方
※Amazonでこの商品が売り切れになっていることが時々あります。
もし買えなくなっていた場合は、iHerbから買うこともできます。
iHerbのアカウント登録と注文方法、プロモーションコードについてはこちらに
マグネシウムオイルの作り方
マグネシウムオイルは、マグネシウムを水に溶いただけのシンプルなものです。
なので自作することも出来ます。
WellnessMama にある作り方が品質保全上一番よさそうです。
- Boil the distilled water. It is important to use distilled to extend the shelf life of the mixture.
- Place the magnesium chloride flakes in the glass bowl or measuring cup and the pour the boiling water over it.
- Stir well until completely dissolved. Let cool completely and store in the spray bottle. Can be stored at room temperature for at least six months. I keep in my bathroom to use daily.
必要なものは、
- マグネシウムフレーク(エプソムソルト) 2分の1カップ
- 蒸留水(精製水で代用してOKでしょう) 2分の1カップ
この二つを混ぜるだけなのですが、ポイントは、蒸留水(精製水でいいです)を再度沸騰させるという点です。
これをやるのはマグネシウムを貯蔵できる期間を延ばすため。
- 精製水を沸かして、そこへ同量のマグネシウムフレークを入れる
- よく溶かす
- 冷めたらスプレーボトルに詰める
室温で6か月保存できるとあります。
※蒸留水=水を沸騰させた水蒸気を集めた水、精製水=水道水を逆浸透膜処理して有機物を除去した水です。
蒸留水だとすごく高くなるので、手作りマグネシウムなら精製水を沸かして使うので問題ないでしょう。
マグネシウムフレークは、「エプソムソルト」や「硫酸マグネシウム」という名前で売られているものを。
スプレーボトルは半年分を詰めるサイズなので、これくらいの大きさかな。
…はい。ええそうなんです。
作る手間をあわせて考えるとマグネシウムオイルをそのまま買ったほうがかえって安上がりなくらいなんです。
ただ…
エプソムソルトは入浴剤として使うことも出来ます。
浴槽のお湯にザバっと入れるだけですが、マグネシウムにはリラックス効果があるので、寝る前のお風呂に使うとすごく良さそうです。
バスソルトとして使うためにエプソムソルトを買う人は、ついでにマグネシウムオイルを自作するとコストカットできます。
眠るためのお風呂のコツはこちらにも